カタチと色.

 小さい頃,四角形を円形と認識する人が居ても不思議では無いと思っていた.自分では四角を描いているつもりでも,その人にとっては円形と認識している人がいるのではないか,と.
 小学校の頃に四角形や円形やらの面積の出しかたを習ってから,その疑問はなんとなく解消されたのだけれど,他にも未だに解けない疑問が残っている.

 『ある人』は,自分と全く違う色の見え方をしているけれど,その『ある人』がその人に気付かずに一生を終えることだってあるのではないかということ.
 簡単に言えば,色覚異常を周りの人間が気付けずに(そして,自分でも気付けずに)一生を終える人がいたって,不思議じゃないかも,という話.

 気になったので,Google検索などをしてみたら,

 青黄色覚異常(第3色覚異常

赤と緑は感じるが,青や黄を感じない。正常な人には黄に見えるものが灰色に,青緑から紫にかけての色が緑や青緑に感じる。非常にまれである。
――目の辞典・色覚

 というのが出てきた,Wikipediaでも検索をかけると,この青黄色覚異常というのは,実生活には殆ど支障が無く,検査でもしない限りは気がつかないらしい(ただし,この青黄色覚異常は後天性のことが多いらしく,その場合は自覚もあるそうだ).
 ということは,自分が小さい頃考えていたことは,意外と有り得ること,という認識で良いのだろうか.