TOEICの結果

 結果が返ってきました.数日前に帰ってきていたのですが,なかなかこのweblogを更新させる機会に恵まれなかったのです.
とはいえ,数日前に自己紹介欄にこっそりと書き足しておいたのですが.

 結果は495点.

 現在の目標は600点なので,遠く及ばず,といったところでしょうか.

教員免許ガイダンスで心に残った話

 彼らの授業の"質"はあまり良くなかった.しかし生徒達は食いつくし,成績も上がり,授業は成功していた.
 その逆の人物も居る中,彼らは何故授業で成功したのか…彼らとその他の教師の違いは何か…
 …彼らは"興味深い人物"であったからだ.多少講義が下手でも,顔が悪くても,恋人がいなくても,興味深い人物に人は付いてゆくのだ.

 君たちは,興味深い人物ですか?

教員免許

 教員免許取得に関するガイダンスがあったので,後期の時間割を変更.教職仕様になりました.
 ドイツ語を捨てなければならないのが辛い….

 少子高齢社会なのに教員免許取得しても……という疑問もありますが,少なくとも去年や今年は,団塊の世代が続々と退職されているため,急激に採用数が増加しているようです.国家資格なので,履歴書にも箔が付くとか云ってましたが,そんなことはどうでもいい.いや,良くは無いですが.
 
 教員免許を取得するにしても,教育学部などではないので,一科目分しか取得できません.ちなみにわたしの所属している科で取得できるのは「情報」の教員免許.非常に狭き門だと思っています.去年の採用人数は50人くらいだそうで.

英語以前の問題

 授業中にもかかわらず,平気で欠伸をしたり,帽子を脱がなかったりする生徒がいました.
 今日の英語のクラスで,ネイティブの教授が注意して,そういう生徒がいることにやっと気づきました.
 うちの学校の約半数の教授は,多分注意しないと思います.そういう教授は,「注意してもどうしようもない」という諦めもあるのでしょうが,教授も生徒も−私も含めて−,そもそもその行為がマナー違反であるという感覚や,そういう生徒がいることに違和感を感じる感覚(この文,頭悪そう)が,麻痺しているような気がしてなりません.

 その教授は,「今日は雨は降っていませんよ」,「私は歯医者じゃない」,と注意し,最後に「英語以前.マナーの問題です.紳士じゃないね,ハハハ.」と笑われたのですが,生徒は誰も笑えませんでした.

コンピュータを活用した授業って何?

 せっかく「情報処理概論」という授業でコンピュータの仕組みについて勉強しているのに,「情報処理演習」というコンピュータを使った演習科目が,相も変わらず「Microsoft Office講座」なのにイライラします.
 Office講座でも,Officeの操作方法ではなく,普遍的な「見栄えのいい文章を作る方法」を教えてくれるのならまだましで,テキストが某有名入門本だったり,内容がテキストに沿って文章を作ってゆくだけだったりします.これではOfficeの操作は出来ても,文章は作れないと思うのです.
 私たち生徒は,"何も考えずに"テキスト通りに作ってゆくのですけれども,大半の人はそのテキストの内容を覚えていないし,覚えようとしていません.これではハッキリ云ってムダです.

 何故こういうことを思ったのかといえば,次の文章を読んだから.

ここで大事なのは、“教育の目的が何か”ということです。高等学校とか中学校の場合、自宅にあるパソコンにも慣れなければいけないし、情報科の授業いわゆるPCリテラシもやらなければならない。しかし大学の場合は、もう高校でそのレベルはやってきていると仮定できます。だから、レポートを出すとすると、メールで出しても紙で出しても、どちらでも構わない。ようは、その中身の問題なので。

サン・マイクロシステムズ - Sun Fun Times 〜日本体育大学 編〜

 日体大で,どんな情報の授業が行われているのかはわからない.けれども,こういう考え方は当たり前であると同時に,すばらしいものでもあると思います.
 でも,うちの学校に限らず,こういうムダなことをしている学校というのは結構あると思います.このような授業で一番いけないのは,覚えようとしない人はとことん「覚えない」ということ.

ちなみにその彼は、新卒1年目のニューフェイス君。最近では義務教育からPC操作について教えているので、全員がそこそこ使えるように……なっていない。結局、再教育が必要だ。しかし、仕事は待ってくれない。学校で習い、研修も受けているはずなのに、覚えている操作はほとんどないというユーザーもいる。渡されたマニュアルをひっくり返しても専門用語が山のように出てくる。結局、ユーザーたちは自力での解決をあきらめ(あきらめるのが早すぎない? と思うこともあるが)、わらにもすがる思いで、私に電話をかけてくるのだろう。

悲しき女子ヘルプデスク物語 : トラブルコールよりバーゲンを優先。でも許して。(2/5) - ITmedia エンタープライズ

 上の文章では「自力での解決をあきらめ」という表現がしてありますが,実際には「自分で解決しようという気が"はたから無い"」場合も結構あると思うのです.少なくとも私の同級生たちの半分くらいはそんな感じ…….

フランスの食事

パリ季記―フランスでひとり+1匹暮らし (天然生活ブックス)

パリ季記―フランスでひとり+1匹暮らし (天然生活ブックス)

 この本は,フランスのパリで過ごして思ったこと,パリの現実などがかなり書かれており,たいへん興味深い.お堅い本ではないので,するすると読めます.
 その中でもとくに食事に関しての記述が多い(食事は生活に於いて大変重要な部分ですし当然かもしれません).フランスの人々と日本の人々の食事に対する考えかたの違いや,食事から派生する様々な事について(例えば,食べ物の売られ方や,捕食者と被補食者の関係,そして美容など)考えさせられます.

 まず,フランスでの「美食」とは,「大食」「飽食」ではなく,「食事を(その時間も含めて)楽しむこと」.テレビを見ながらポテトチップスなんてありえないらしい.
 また,朝市(マルシェ)では「ウサギ」がそのまま売られていたりと,食事は「生と死」の教育の場でもあるようです.

 美容に関しては,次の文章に全てが詰まっている気がします.

フランスでは、ただやせている、というのは「細い人」という事実のみで、「美しさ」には直結しない。魅力的な人であるというのは、自分をバランスよく管理できる充実した内面を持つことなのだ。

 もちろん,フランスの全てが良いわけではありませんが(実際,この本もフランス・パリの影の部分がかなり書かれている),食事を楽しまない(or 楽しめない)人々(私含む)が増えている日本からすると,すこし羨ましいとも思いました.